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UV-K5シリーズ用メモリ編集ソフト「CHIRP for UV-K5-RX-JP」

Posted on:2023年12月8日
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日本語&広帯域受信機化ファームウェア uv-k5-firmware-rx-jp 用のメモリ編集ソフト 「CHIRP for UV-K5-RX-JP」 を作成した。

UV-K5 シリーズにカスタムファームウェアを導入すると Quansheng 純正のメモリ編集ソフトが使えなくなってしまう。正確には完全に使えないわけではないけど、拡張された15〜1300MHzの周波数や受信モード、ステップ、帯域幅、逆トーンスケルチ等には対応していないのと一部データの格納形式が異なるために純正メモリ編集ソフトを使って書き込むと動作がおかしくなってしまうなどの問題があった。

今回、サードパーティー製のメモリ編集ソフト CHIRP の uv-k5-firmware-rx-jp 専用ドライバーを開発、カスタマイズおよび日本語化(翻訳は本家にも反映済み)して簡単にメモリ登録/編集できるようにした。メモリデータをバックアップしておくことはもちろん、UV-K5 を複数台持っている人はリグ間でデータをコピーしたり、 CSV ファイルに出力して作成したチャンネルリストを他の人と共有することもできる。

主な機能一覧:

動作環境

必要なもの

ダウンロード:

更新履歴

2024年2月19日 v0.5.1

  • 最大16個のカスタムバンド設定機能を追加
  • 名前2、周波数2を検索対象に追加
  • RX-JP-240218版の内部データ構造変更に対応
  • その他細かな不具合修正
もっと見る

2024年2月2日 v0.5.0

  • 400chの登録機能を追加(200ch x 2周波数)
  • その他不具合修正

2024年1月9日 v0.4.1

  • 拡張された帯域幅(W+, N-)に対応
  • 基本設定に各種設定項目を追加
  • F1/F2/Mボタンの設定変更を追加
  • 0.5kHzステップ設定を追加
  • 逆トーンスケルチ設定(TSQL-R)を追加

2023年12月12日

  • ウィルスに誤判定されてしまう問題の対策(機能の追加変更はありません)

2023年12月9日

  • 一部周波数が設定できない不具合の修正

2023年12月8日

  • 新規公開

※本ソフトウェアの使用によって生じるあらゆる直接的・間接的損害に関して当方は一切の責任を負わないのでご了承ください。 GPLv3 のソースコードはこちら

よくある質問

本家CHIRPと何が違うのですか?

「CHIRP for UV-K5-RX-JP」は uv-k5-firmware-rx-jp 専用です。ファームウェアによって内部データ構造が異なり、別機種扱いとなるために専用ドライバーの開発が必要です。また純正ファームウェアから拡張された15〜1300MHzの周波数、受信モード、ステップ、帯域幅(W+, N-)、逆トーンスケルチ、F1/F2/Mボタンの設定項目追加、登録メモリー400ch化、表示項目や設定方法を整理して分かりやすくするなどの対応を独自に行っています。本家CHIRPの純正ファームウェア用ドライバーではバージョンチェックを行っていないため、実際には書き込み自体はできてしまうのですが、データが壊れてしまいます。(現在はバージョンチェック機能が追加されました)

日本語化しただけはないのですか?

日本語化しただけと思われている方もいるようですが、私が翻訳したものは既に本家 CHIRP にも取り込まれていて広く利用可能にしています。前述のように専用ドライバーが必要なために別ソフトウェアとなっています。

なぜ有料アプリなのですか?

当初は無料で公開していたのですが、ウィルス偽陽性対策のために Microsoft ストアで公開することになり、開発のほかに登録やパッケージングにコストや手間がかかるため有料アプリとさせていただきました。 Microsoft ストア以外でウィルス対策ソフトの影響を受けずに公開するためには、コードサイニング証明書に年間約6万円の費用がかかります。皆さんからの Kampa で賄うことができるという淡い期待も持っていたのですが、実際に寄付してくれたのは一部の方だけで到底不可能な金額でした。

ウィルス対策は自分でするのでexeファイルを公開してもらえませんか?

利用者の方に公平に負担してもらうためにexeファイルの公開予定はありません。

980円は高くないですか?

夜間や休日に開発作業にかけている時間を考えるとコンビニでアルバイトでもしたほうが遙かによく、時給にすると… いや悲しくなるので止めておきますが、現在に至るまであくまでもボランティアの域を出ていません。企業プロダクトレベルのQAテストは行えていませんが、リリースの度に最低限の動作確認も行っています。ソースコードを改造して自分だけで使う分には手間もかからず簡単ですが、広く誰でも使えるようにするというのは相当の労力が必要なことです。

Mac版も提供して貰えませんか?

以前は連絡を頂いた方に個別配布していたのですが、希望者は数名しかいませんでした。Macに関してもアプリケーションをパッケージングしてAppleに送信して承認されたものでないと起動することすらできません。現状では難しい状況です。

使い方

1. アプリを起動

スタートメニューから「CHIRP for UV-K5-RX-JP」を起動する。

2. UV-K5 をプログラミングケーブルで接続

UV-K5 の電源を入れてから PC とプログラミングケーブルで接続する。
※ファームウェア更新とは違って PTT ボタンを押しながらではないので注意。

|400

3. UV-K5 本体からダウンロード

メニューの[無線機]-[無線機からダウンロード]をクリックすると次の画面が表示されるので、

ポート: (環境によって異なるが USB-SERIAL… を選択)
メーカー: Quansheng
モデル: UV-K5-RX-JP

を選択して[OK]ボタンをクリックするとダウンロードが始まる。もし、USB-SERIAL… が見つからない場合は、2からやり直す。

4. メモリ編集

ダウンロードが完了したら、メモリ編集画面になるので編集してデータを保存する。

Tips

5. 400メモリー(200ch x 2周波数)登録方法

400メモリー(200ch x 2周波数)を利用するには、周波数2、名前2を登録する。受信モードや帯域幅、スキャンリストなどの設定は周波数1と共通になるが、別のチャンネルのように移動やスキャンすることが可能。周波数2を登録した場合は、名前と名前2はそれぞれ半角8文字までとなるので注意。

6. カスタムバンド設定

本体の*ボタンを押して表示されるバンド選択画面の一覧をカスタマイズするには、通常のメモリーNo.200の下にあるBAND1~16を編集する。周波数1と周波数2にバンドの上限下限周波数、名前2にバンド名(半角15文字まで)を設定する。

|w80

7. UV-K5 にアップロード

メニューの[無線機]-[無線機にアップロード]をクリックすると、ダウロード時のようなダイアログが表示されるので[OK]ボタンを押してアップロードする。だいたい10秒ほどで完了して本体が自動的に再起動するので、データが問題なく反映されているか確認する。

補足事項

イメージファイル(.img)には全てのデータが含まれる

保存したイメージファイル(.img)には各種設定を含む全てのデータが含まれるので注意。チャンネルデータ配布サイト等でダウンロードした .img ファイルを UV-K5 に書き込むとチャンネルデータ以外に各種設定等も全て上書きされる。同様に古いバージョンのファームウェアで保存した .img ファイルはデータ形式が古い場合があり、動作が不安定になる場合がある。動作がおかしいと思った場合は、次項のインポート方法を行うことで直る可能性がある。

安全な .img ファイルのインポート方法

チャンネルデータ配布サイト等でダウンロードした .img データは無線機にそのまま書き込まずに、まず最初に[無線機からダウンロード]を行ってそこにコピーしたデータを貼り付けて書き込むようにすると各種設定を維持したまま、チャンネルデータのみを反映させることができる。

.img のバックアップファイル

[ヘルプ]-[イメージのバックアップを表示]をクリックすると、自動でバックアップされた .img ファイルの一覧が表示されるので、もし不具合があった場合に復旧が可能。